「流れる雲よ」からの学び
先日、FM東京のパーソナリティーでも活躍している立川亜美さんから
「流れる雲よ」という講演のチケットをいただいて見に行ってきました。
終戦直前の特攻隊基地での隊員たちの戦争に対する考え方や
生き方を表現した物語でしたが、面白かったのが現代のラジオ局の放送を
隊員が偶然、聞いてしまうというSF的な設定でした。
笑える場面も多かったのですが特攻隊で死んでいった隊員、
一人一人のセリフに感動させられました。
偶然に聴いた未来からの放送で広島と長崎に原爆が落とされて
8月15日に日本が負けると知った整備員の隊員が友人の特攻隊員に
「どうせ、日本は負けるんだ。お前が出撃しても無駄に死ぬだけだ。
飛行機は俺が飛べなくするから特攻に行くな」
と必死に止めます。
しかし、終戦の一日前の早朝に特攻命令を受けた隊員たちは
「負けると分かっていても行かなくてはいけない。
未来の日本人がそれでも勇敢に戦った日本人がいたんだと思ってくれれば良い。
自分は未来を守るために行くんだ」
と言って特攻していきました。
その他にも母親との別れのシーンや野球が大好きな二人の最後など
涙が止まらないシーンの連続でした。
特攻隊員が未来のラジオ局のパーソナリティーと電話で話すシーンで隊員が
「今の日本はどうなっているんですか?」
と質問するシーンがありました。
戦争で亡くなられた人達のためにも平和を守らないといけないと思いました。